魁・虎視眈々

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<<   作成日時 : 2015/08/07 00:44   >>

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どうもこんばんは。
今日は8月6日。

毎年書いているが、この日だけは日本人として忘れてはいけない日である。

70年前の今日。
たった70年か、やっと70年か、捉え方は人それぞれなのだと思う。
戦争を知らない世代か、本物の防空サイレンの音を耳の奥に留めたまま生きる人たちか。


ここ最近で憲法9条の解釈が変わった。
永田町ではいろいろ細かいことを言っているが、他の国から見れば単純。
日本という国はそれまでは「なにがあっても戦争はもうしません」と大きく書いていた看板を、「状況が状況であれば戦争に参加します、先制攻撃もします」と文章を書き換えたのである。

それを永田町では「解釈の問題でしてね・・、つまり・・・」と意味をもたない答弁の応酬が続いてる。

ここにとある男がいる。
このAという男の家がある町はそこそこ治安が悪い。
男の家は辛うじて敷地の境目に垣根を植えているので、侵入者は簡単には入れなくなっている。
男は、高性能の自動小銃、鋭利な刃物、おまけにロケットランチャーまで装備して敷地の門のところで敷地側を向いて立っている。
Aの知人が敷地に面している道路から後ろ姿のAに話しかける。

知人:Aはいつもそうやって敷地の警戒を怠らないね。

A:そう、もう何十年もこうしてる。たまに強盗が入りそうになるからね、こうやって武器を持って見張っているだけでも効果があるのさ。もちろん、強盗が入ってきたら全火力を総動員して追い払うつもりさ。まだ入ったことは一度だけだけど。

知人:だけども、そんなにたくさんの武器を持っている必要はないんじゃないの?

A:全ては専守防衛。力の誇示は外からの侵入を防ぐためにも効果的なのさ。

知人:ところでAの隣の家や、その更に隣の家にはずいぶん強盗が入って死者も出てるらしいじゃない。

A:そう、それなんだ。隣の家と更にその隣の家とは昔から仲良くてね。死者が出てるのも知っている。だから最近考え方を変えたんだよ。

ここでAはそれまで向いていた方向を180度変えて敷地外を向く。

A:これからは隣の家、更に隣の家、もっと言えば隣町の友人の家に強盗が入ろうものならこちらから出向いて行ってこの武器で叩きのめしてやることにしたのさ。その方が仲の良い関係を維持できるからね。

人間レベルに話を落とすと今回の憲法9条にまつわるゴタゴタはこういうことになる。


しかし、国レベルにおいて話を再転換すると、
これからは同盟国や友好国が攻撃されそうになったら、日本国として武力で先制攻撃するからね。ということになる。まだ何もしていないから事の大きさが掴めないが、これはとんでもなく大きなことなのである。
戦争に参加する準備できたよと、他国に言ったようなものだ。

でもいきなり変わったわけではない。
2001年の不審船事件がこの土台にはある。
日本の巡視船が、日本国籍外の船から銃撃を受け、正当防衛を確認した上で国籍不明船の船体めがけて発砲した。

戦後70年、一度も他国に対して引き金を引いてこなかった日本がここで初めて銃火力を他国に向けて発砲した。正当防衛とは聞こえはいいが、このあと不審船は自爆した。
なぜ自爆したかは明確、「逃げきれない」と悟ったからだ。
まさか日本国が攻撃してくるとは思わなかっただろう。

銃撃を受けた巡視船がその後もスピーカーから制止を求める説得のみ続けていたら、この不審船は領海外まで逃げ切ったと思う。

逃がさなかったのだ。
しかも放った銃弾は自爆前の不審船に直撃し、船体火災を引き起こした。


政治を操る人間であるならば、この件を利用しないはずはない。
それまで何十年、守ってきました、火力を使わないこと。でも、既に2001年に使ってます。と。
話の流れだけ見れば明らかな正当防衛なのだから、攻撃の意味を持つ銃撃ではない。と捉えられるが、そこは自民党。数と勢いで解釈も何もかもを強制的に進めてしまった。対外政治のために。


またも日本は戦争にいつでも参加できる国となってしまった。
70年前の8月6日、原爆が落とされた直後の広島で、なんとか生き残った人々に「70年後、日本はまた戦争に参加できる法案を準備しましたよ」と言ったらどういう反応するのだろうか。

去年も書いたが、結局また落とされないと気付かないのだと思う。

弱い人間ほど、力があるかのように振る舞い、ナイフや武器に頼ろうとする。

日本が国家予算の内、国防費(軍事費)として計上している額は世界で8位。
これまで「戦争しません」と言い張ってきた国が地球上で10本の指に入る軍事力を持っているのだ。


8月6日、100年後の8月6日はどんな日になっているのだろうか。
おそらく、170年前にアメリカの爆撃機が広島県にとんでもない殺傷力をもった爆弾を投下したという記事が新聞(あれば)の片隅に書かれているだけだと思う。

たった70年で誓いを破った国だから。


今日、8月6日は日本人として忘れてはいけないのである。


では、おやすみなさい。



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